ポンプ分解図

シンプル設計で保守が容易
1) フレキシブルな据付
出入口配管接続部は180度の間で自由に角度を調整可能で配管設計及び工事が簡単です。接続口仕様は標準のねじ込み式の他、クランプ式、フランジ式などのオプションがあります。
2)堅牢筐体
プラスチックシリーズのポンプハウジングは機械加工により削りだされるため、高い機械的強度があり化学薬品などに対して高耐久性を実現しています。
3)一体積層型ダイアフラム
ダイアフラムはコアと一体成型されています。この特殊構造ダイアフラムは従来のような固定ディスクあるいはナットなどが不要で液側に金属は露出しません。
4)低エアー消費量
エアーバルブはデッドスペースなど無く高効率で少ないエアー消費量でポンプは作動します。また潤滑不要なので環境に優しい設計です。

2枚のダイアフラムはポンプシステムとして液体の吸込・吐出動作を行います。タプフローのダイアフラムは一体成型の積層構造で重負荷に耐えることが出来ます。
メタルコアと一体化されたこの構造は接液部にナット、ワッシャーなど不要で表面は極めてスムーズです。結果として漏れが無く、クリーンなダイアフラム構造となっています。
ダイアフラムポンプ 材質はPTFE(フッ素樹脂)、EPDM、NBR、FKMなどから選択できます。

PTFE製ダイアフラムカット図
1 強化芯材
2 メタルコア
3 EPDM層
4 PTFE層

コア
ダイアフラム

エアーバルブはポンプの心臓部として、ダイアフラム裏側のエアチャンバに圧縮エアを供給します。エアバルブは無給油タイプのメンテナンスフリー構造で、給油のコスト削減のみではなく環境に優しい設計です。バルブはデッドロック位置が存在しないのでエアーを供給するとポンプは自動的に運転します。バルブ材質は真鍮製 (標準)、またはステンレスAISI 316製, PET製も選択できます。

エアーバルブ

タプフローポンプは4つのチェックバルブを有し液体を正しく移送します。バルブはボールタイプでシンプルで信頼性のあるデザインです。シール性も良くクリーンな状態を保ち交換も簡単です。
バルブボールの材質はEPDM、NBR、PTFE、ステンレス、ポリウレタン、セラミックなどから選択できます。

バルブボール