あなたのプロセスに脈動はありませんか?

ダイアフラムポンプを使用時の課題として、吐出側の圧力変動があります。
ポンプの使用方法により脈動の大小はありますが常に存在するため、ユーザーにとっては問題となる場合があります。脈動はポンプ製品に悪影響を与えるだけでなく、ポンプと接続された配管・ホースや他機器に高い負荷をかけます。場合によっては、ハンマー音や配管・ホースの振動につながることもあります。これらの脈動は、圧力センサーや流量センサーに対して有害です。また、再現性のある吐出・充填工程を複雑なものにしてしまいます。

DTタプロ アクティブ脈動ダンパー

DTパルスダンパーは、上記のような問題に対して適切なソリューションを提供することができます。
Tapflo製エアー駆動ダイアフラムポンプ用に最適化されたこのダンパーは、ポンプの圧力側の圧力変動を除去する最も効果的で簡単な方法です。インライン設計のため、追加の圧力損失、せん断の影響、製品の障害なしに、液体を移送することができます。
これは、特にシェアに敏感な液体、粘性の高い液体、固形物の濃度が高い液体にとって、決定的な利点となります。また、圧力変動が減少することで、パイプラインの圧力損失が減少し、その結果、送液速度が向上することも注目すべき点です。

ダンパー動作説明

「アクティブな脈動減衰器」-タプロの脈動減衰器は、ポンプで送られる液体の脈動流に積極的に協力します。ポンプのエアインレットから圧縮空気が供給されるため、パルセーションダンプナーにはポンプと同じ圧力がかかります。パイプラインのポンプストローク間の圧力が低下すると、ダンパーはポンプで送られる液体に追加の圧力を供給します。その結果、脈動が減少するか、または防止されます。さらに、パルセーションダンパーは、デフォルトで、供給条件やポンプで送られる媒体の変化に合わせて調整されます。

脈動吸収図

また、最新の生産・供給パイプラインに設置された高価で壊れやすい機器の保護も非常に重要な課題となっています。Tapfloパルスダンパーを使用することで、流量計の使用とその正しい機能が可能になることが多いのです。

材料と用途
メンテナンスフリーのパルスダンパーは、PEまとPTFEのプラスチック製と、ステンレススチール、ポリッシュドステンレススチール、アルミニウムで製造されています。PTFE、EPDM、NBRなどの高性能ダイヤフラムは、サンドイッチ構造と金属コアにより、特に長い耐用年数を特徴としています。特に要求の厳しい用途には、ダイアフラムの状態を監視するためのバリアチャンバーを備えた二重ダイアフラムシステムを装備することも可能です。

パルセーションダンパーは、サニタリー仕様と高圧仕様もあります。
ATEX指令2014/34/UEを満たすことで、パルセーションダンパーの適用範囲が完成し、業界のほぼすべての適用分野に拡大されます。

認証シンボル

食品、医薬品、化粧品
Tapfloパルスダンパーは、ハイジェニックシリーズとして、食品、化粧品、医薬品分野で数多く使用されています。また、EN 10204、FDA、EC 1935/2004、EC10/2011、USP VIなど主な国際規格に準拠しています。
デッドスペースのない設計のパルセーションダンパーは、CIP&SIPで簡単に洗浄でき、垂直に設置すればセルフドレインが可能です。このため、製品の残留物や細菌が繁殖する余地がありません。ダンパーは、ISOクランプ、DIN 11851/DIN 11864のなど各規格の無菌接続が可能です。

化学、表面技術、廃水処理、セラミック
刺激の強い化学薬品、厚いペースト、繊細な濾過処理。安全な送液、スプレー性能の低下、安定したスループットとコーティングは、タプロ脈動減衰器を支持する理由のほんの一部に過ぎません。

塗料、印刷、包装業界
塗料、ワニス、コーティング剤、前処理剤のあらゆる運転条件下での安定した供給は、簡素化され、コストを最適化することができます。最後になりましたが、これはしばしばプロセスをスピードアップし、時間と製品コストを節約することになります。

すべてのダイアフラムポンプに使用可能
タプフロー製Tapflo脈動緩衝器は、自社製ダイアフラムポンプだけでなく、他メーカーの既存ポンプを使用にのを使用した既存のシステムにも設置することが可能です。
同様に、蠕動ポンプ、ピストンポンプ、その他すべての脈動ポンプのような強い脈動を持つ電動ポンプも、脈動ダンパーでアップグレードすることが可能です。

プラグアンドプレイ
特に実用的で場所を取らないのは、「Built on」およびTKシリーズの一体型脈動吸収装置です。この場合、脈動ダンパーはすでにポンプに取り付けられています。

一体型脈動吸収装置